内容説明
昭和十年生れ。脱脂粉乳の給食で空腹を満たし、戦後の焼跡のなかで青春期を送った。楽器は苦手である。原稿は万年筆で書く。自分の眼で拾い蒐めた絵と、どんどん遠風景となっていく昭和への思いを綴る。“焼跡青春派”の絵画エッセイ。
目次
上野から谷中へ―『谷中墓地域の桜』長谷川利行
辛夷の花が咲く頃―『花』古茂田守介
光陰似逝水―『豆』長谷川〓(りん)二郎
夏の終り―『夏の海』西田勝
精魂逸品―『運河の工場』水村喜一郎
原風景を訪ねて―『漁村』吉岡憲
天童織田藩のこと―『深山の秋』川崎小虎
巴里にねむる―『ノートルダム寺院』出島春光
女の瞳―『女』大沢昌助
万座温泉一泊旅行―『花』高橋忠弥〔ほか〕
著者等紹介
伊藤順一[イトウジュンイチ]
1935年、山形市に生れる。早稲田大学政治経済学部卒業。企業経営に携るかたわら文筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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