内容説明
思わず共感の喝采をおくりたくなるエッセイと奇妙な味わいの掌編19。戦中派作家、練達の筆の冴え。
目次
間違ってこそ優等生
旧師範学校タイプ
ノック
仏さま
やめろ!
神さま
神さまの声
現人神
独り立ち
靖国神社
幽霊
同行二人
夢
悪夢の結末
早とちり
雑感
狩り
二つのノヴェライズド・メモリー(その一 おグユツとおアカ太(猫)
その二 クマという名のあいつ(犬))
著者等紹介
野火晃[ノビアキラ]
1924年、横浜に生まれる。曲がりなりにも平和だったのは小学校入学までで、あとはいわゆる15年戦争と共に生きた典型的戦争世代。はては学徒兵として戦場体験も。復員後は短期間の高校教師を経て、ジャーナリスト。作家に。遅れて、児童文学の分野にも、守備範囲を拡げる
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