- ホーム
- > 和書
- > 工学
- > 建築工学
- > その他建築工学受験書
出版社内容情報
建設業界の状況が厳しい。公共投資が抑制され、民間投資も折からの不況の影響で伸びがない。先行きに不透明感が漂っている。
このような状況下で、建設技術者が技術者として自律して生きぬいていくためには、技術者として真の実力をつけることが重要である。「技術力」という資産を持つことで、外部環境がどのようになろうとも、地に足をつけて歩いて行くことができる。
2003年度試験より、技術士第二次試験を受験するには、第一次試験を受験して合格することが条件となった。このことは、日本の科学技術振興にとって好ましいことであると考える。技術士第一次試験は,技術者が技術者らしく生きていくための第一関門である。基礎科目で基礎技術力を有することを証明し、適性科目で技術者として欠かすことのできない技術者倫理を確認する。そして、専門科目では、専門分野の技術者として欠かせない幅広い知識を証明するのである。まさに、21世紀を力強く生き抜いていく技術者に必要なスキルそのものである。
本書は,13名の30歳代から40歳代の若手技術士が、科学技術振興を願って、書き記したものである。その多くが、APEC Engineer資格を有し、視線は海外に向いている。自らの持つ技術を世界に広めたいという気持ちをこめて書き上げたものである。
まずは,本書により,丁寧に予想問題1問,1問を解き進んでいただきたい。そしてそこにとどまらずに、キーワードにあげた語句を中心にその周辺技術を、参考文献として挙げた文献を紐解き体得できるように本書を構成した。多くの皆様が技術士への扉を開き、大きくはばたかれることを祈念している。
(まえがきより)