内容説明
「新羅生門」取り壊されていく都市の中の古い家屋に幻のように現われた“鬼”と“鬼たいじ”の人物たちの血と血で洗う闘争。「まほうつかいのでし」都会の片隅の木造アパートに１人住む気弱な若者の部屋にとびこんできたまほうつかいとそのでしの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イリエ
16
おとぎ話を斜めに切ったユニークな作品。のんびり読んでいたのですが、後半はとんでもない展開に。岡元「皆んな！ 武器を捨てよう！ 今日は記念すべき日だ！ 今日、この瞬間にむかしむかしから延々と続けられてきた無益な争いに終止符が打たれるんだ！ 鬼と桃太郎の歴史的握手が交わされるんだ！ ほら、もう豆を投げるのはやめて！ 食べよう！ 皆んな一緒に豆を食べよう！」これで終われば楽しいんですけど、まだあるんですよ、すごいのが、この後に。2022/01/15
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