内容説明
アイザック・ウォールトンの『釣魚大全』は、釣りの古典とも言われ、世界各国の人たちに愛読されているが、本書はその内容を分かりやすく解説するとともに、ウォールトンの人となりと釣りへの情熱を、平易に批判分析した好著。
目次
１ 『釣魚大全』―その人気の秘密
２ 釣り礼賛―『釣魚大全』第１章
３ カワウソとチャブ―『釣魚大全』第二・三章
４ マスとマス釣りの話
５ アンバーあるいはグレイリング
６ サケについて
７ ウォールトンの釣りスタイル―釣りについての考え方
８ 『釣魚大全』と雑魚釣り
９ ウォールトンとコトン
１０ ウォールトンの遺言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ななししりー
0
マスの料理のくだりが本当においしそう。訳者の「釣魚大全」への愛がすごい。十六、十七世紀のイギリスの宗教的・政治的背景を踏まえた上での考察がおもしろかった。今度はタダノ大意でなく完訳を読みたくなった。2013/07/25
