つり人ノベルズ<br> 春鮒日記

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つり人ノベルズ
春鮒日記

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784885362231
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

内容説明

終戦の前後、茨城県牛久沼のほとりに、釣った魚を生活の糧として、つつましく生き抜いてきた母と子がいた。母は、釣りに熱中する子の姿に一喜一憂しながら、その生きざまを詩情ゆたかに描き、本書を上梓した。

目次

水郷へ

秋まつりの宵
半ベラ論主意
三つの楽しい物語
TB病棟に詩あり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

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 英美子は詩人。息子の中林淳眞はギタリスト。  本書は、第二次大戦中に茨城・牛久沼の近くに疎開し、戦後も数年間にわたって住み続けた記録。ほとんどは母の手になるが、一部、息子の文章も収められている。  釣りや魚の本というよりは、疎開先での貧しくつらく寂しい生活を綴ったもの。  息子は漁労で生活をはじめ、「半ベラ論争」の立役者ともなる。釣り好きには憧れの生き方かもしれない。  親子ともに人間としてはいろいろ問題があるように感じられるが、それだからこそ文学作品としての深みが加わっている。2018/04/01

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