内容説明
映画『ハリウッドにくちづけ』の母親役を通して見えてきた、自分の母そして娘との関係。6年ぶりに再開したステージツアーでは、かって音楽家を目指していた父との葛藤が甦る。そしてツアー中に思わぬ大怪我。「この怪我は私に何を教えようとしているのだろう?」あるがままを受け入れ、今の自分を形造った家族の深い影響を確かめながら、いのちという大いなる時間の流れを探り当てた意欲作。
目次
第1部 母なる映画(ハリウッド・フリーウェイ;メーキャップ・トレーラー;休憩・時間切れ;楽屋にて;サチ;ハリウッドにくちづけ)
第2部 父なるステージ(再び舞台へ;公演旅行;活動再開;ロサンゼルスでラララ!)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
10
山川(紘矢・亜希子)夫妻に紹介され、何故か読み続けているシャ-リー著書。本書では、仕事(映画と舞台)のこと、家族(父、母、弟、娘)のこと、人間関係(ハリウッドスター達、仕事の関係者)を語っている。自身の年を重ねることへの不安、両親との問題、娘との問題等のデリケートな事柄についても正直かつ素直に綴っている。訳者があとがきで旨くまとめている、「世の中をより平和で住みやすい場所にしたいというのは、シャーリーのみならず私達みんなの心にある願いですが、まずは自分自身をよく見つめて、自分と自分自身との関係を↓2013/07/28