内容説明
「禅戒」は己を生かす真実の喚び声であり、「いのち」の彼方からの無底の力である。これを説きうる「まことの人」を得て、甚深の法が時代に蘇る。万人必読の書である。
目次
前文 人間の一番自然な姿〈改訂仏祖正伝禅戒鈔〉
1 殺すことなし〈第一不殺生戒〉
2 実相が実相をとる〈第二不偸盗戒〉
3 男女の面目〈第三不婬欲戒〉
4 嘘のつきようのない姿〈第四不妄語戒〉
5 無明という酒〈第五不〓酒戒〉
6 咎めだてのない境涯〈第六不説過戒〉
7 自己のしきりをとる〈第七不自讃毀他戒〉
8 執着を離れる〈第八不慳法財戒〉
9 瞋りの姿が慈悲の姿〈第九不瞋恚戒〉
10 自らが三宝の体〈第十不謗三宝戒〉