内容説明
幼い頃から自己表現への欲求にかられていた少女が女優を夢見て単身ニューヨークへ。そしてスターが誕生した。素顔の自分を素直に語りながら、夫スティーブ・パーカーとの日本での生活をはじめ世界各地を旅した体験を綴った、若き日のシャーリー・マクレーンの自伝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
驚きの連続のシャーリーの自叙伝でした。父親が厳格な高校校長で、ニグロと人種差別を当然と思い、家庭では独裁者だった事。そんな環境でも独立心が旺盛に育ったのが素晴らしい。割と若い頃から成功しスターとなった。シャーリーの一本筋が通ったような佇まいの中での、ユーモアをたたえた笑顔。その顔立ちがどのようにして成ったのかが分かるような本でした。たった1人でマサイ族やブータン、インドを旅して、危険な目にもあいました。日本好きな夫と長く日本に住んだ事。娘の名が日本名の意味。大きな人間愛と、勇気と実行力に感嘆。2019/08/27
Gotoran
11
スピリッチュアルに目覚める前の若かりし頃の著者の自叙伝。女優になる切掛け、夫スチィーブ・パーカーとの出会い、娘サチ・パーカーの名の由来、日本での生活のこと、ケニア・マサイ族との交感、インド・カルカッタでの混沌の中での自己対話、ブータンでの政情不安下で不覚にも遭遇した事件のこと。著者の親日家である所以、旺盛な好奇心、豊かな感受性等、人となりを垣間見ることが出来た。原著タイトル;『Don’t Fall off the Mountain(ヤマカラ オチルナ)』の謂れが示唆に富んでいる。2012/10/08
すいか
3
西の魔女が死んだの映画で出演していた、おばあちゃん役の方がシャリー・マクレーンさんの娘さんということで、なぜかお母さんのほうに興味をもち、手に取った本。シャーリーの人生感の変化がよくわかります。スピリチュアルな世界に興味を持った経緯など、他の人の人生を読むのはとても勉強になります。2010/02/04
luca✴︎Erin
0
マサイ族と共に過ごした日々やカルカッタでの出来事に軽くカルチャーショックを覚えつつ…秘境ブータンでの事件には、こちらも一緒にドキドキハラハラしました。シャーリー・マクレーン 4冊目。一緒に旅をしているかのような気持ちになりました。そして、旅に出たくなりました。2020/05/23