内容説明
歎異抄ほどすべての人のこころに開かれている古典はない。死刑囚のえん罪を訴えて全国を托鉢しながら生と死をみつめてきた著者が、真の信仰の自由に生きた親鸞のこころを現代に伝える歎異抄入門。人間の真実を生きぬく宗教がここにある。
目次
序章 盲人の提灯
第1章 救いなき者の救い
第2章 ただ念仏して救われる
第3章 悪人成仏のためならば
第4章 念仏はなぜ大慈悲心か
第5章 大悲は愛情を超えて
第6章 親鸞は弟子一ももたず
第7章 さわりなき絶対の大道
第8章 念仏は仏念に非ず
第9章 ことにあはれみたまふなり
第10章 念仏は水の流れの如く