内容説明
景気には“四季”がある。物理学者が経営に携わったとき、不確実な未来が、明確な戦術に変わる。
目次
第1章 S字型の冒険
第2章 “季節”に応じて事業計画を立てる
第3章 カオス(混沌)からグロウス(成長)へ、グロウスからカオスへ
第4章 大きな絵
第5章 本能対理性
第6章 企業の遺伝子工学的リエンジニアリング
第7章 未来を過去にする
第8章 西暦2000年からの企業経営
著者等紹介
モディス,セオドア[Modis,Theodore]
スイス・ジュネーブに本拠を置く国際企業戦略のコンサルティング会社グロウス・ダイナミックスの創業社長。同社を設立する以前は、ディジタルエクイップメント社(DEC)の上級戦略コンサルタントを務めていた。理学博士。物理学分野出身の未来学者として国際的に著名。著書に『予測―社会現象に見られるサインで過去を解明し未来が予測できる』がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷち
1
ビジネスの成長カーブがSカーブであるということだけ把握していれば失敗しないということではない。 現在の情報で、未来を予想するとともに、今のビジネスのシーズンのスパンを時間で捕らえること、シーズンのどの位置にいるのかということを、確認していくことが必要だと言うことだ。2009/03/09
ひろみ
0
ライフサイクルに関する内容。話が冗長でだらだらした感じがしたが、タイトル通りのことが言いたいのだというのはよくわかった。 もっと簡潔に書いてくれたほうが分かりやすい。2017/03/27
Yohei
0
★★★★★製品を生物として扱うことにより、市場はライフサイクルで表すことができるというプロダクトライフサイクル(PLC)を説明。ビジネスでは必ずと言っていいほど取り上げられるフレームワークながら、理解を深めていけば、PLCは決して過去を振り返るものではなく、未来を予測するための指標となりうることを示している。市場はPLCで始まり、PLCに終わることがよくわかる。2013/02/18
こうじ
0
なかなか面白かったです。製品のライフサイクルも、生物のライフサイクルと同じように分析できるというような話。経済や経営を専攻しなかった物理学者が、経営的なことをDECなどで分析した経験について書かれていて、新しい視点を与えてくれる本でした。2019/03/31
ひろみ
0
再読。2つや3つのキャリアを持ち、それぞれでSカーブを描けるようなことをしている人はたくさんいる。(中略)前のサイクルの秋に種を蒔いておかなければならない。2018/03/24
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