内容説明
コンピューターは今や、前頭葉とほぼ同じ程までに我々の頭脳の一部となっている。人類はこの頭脳の延長物に依存しきっているので、頭蓋骨を打ち抜かれれば死ぬように、コンピューターがなくては最早滅亡してしまうかもしれない。もし人類が次の段階を登るのに成功すれば、想像も及ばぬ驚異の未来に出合い、宇宙へ通じる黄金の扉が開かれるだろう。そしてもし失敗すれば、恐らく人類はこの広大な宇宙史の中に消し去られるであろう。
目次
スフィンクスの難題
進化の道程
少しの違いが種の滅亡
大脳コンピューター
指から始まった計算
核爆弾より重要なこと
小さな大巨人
私は機械
チューリングの功績
王手!〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shredpod
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30.興味が少し体系化された気がした。この本で書かれている内容はどれも部分的には知っていたけど、一本の糸につながった。また、SFや聖書にも興味がわいてきた。以下の人物・用語を中心に本を探そうと思う。/■/進化(ダーウィン)、道具(身体の拡張)、機械装置(メカニズム)と有機的組織体(オーガニズム)、呪文で生命を吹き込む(ノーバート・ウィナー)、ゲーム理論(フォン・ノイマン)、チューリングテスト(チューリング)、知識工学(知識の再現)、言語を自由に扱う(ジョージ・オーウェル)、目的と計画、エマソン、アシモフ、2009/10/03