内容説明
パブを知らずして、英国・アイルランドは語れない。英国に6万軒。アイルランドに1万軒。パブの数だけ歴史があり、守ってきた人たち、そしてそこに集まる人びとがいる。人はなぜパブに「帰る」のか?英国・アイルランドのカントリーパブに魅せられた作者が、その答えを求めて「パブの故郷」を訪ね歩いた。ローカル(地元客)が集まる店で樽内熟成のエールを飲み干せば、彼らの素顔が見えてくる。ざわめきまで聞こえてきそうな写真で綴る、英国・アイルランドカントリーパブ紀行。
目次
パブのある生活
英国篇 パブリカンという職業(父から子へ受け継がれたパブリカン魂(バッキンガム州コック・イン)
地域に根ざすチャリティーパブ(ノッティンガム州ネルソン・アンド・レイルウェイ)
十字軍ゆかりの英国一古いパブ(ノッティンガム州ジ・オールド・トリップ・トゥ・イェルサレム)
気丈な二人の女将が守り通したパブ(ダービー州バーリー・モウ)
四代目の生粋パブリカン(ケント州チャフォード・アームズ) ほか)
アイルランド篇 愛すべきおせっかいたち(「アイリッシュパブらしさ」を探しに;アイルランド人は仕事嫌い!?;ここがパブのふるさと?;熱しやすく冷めやすいアイルランド人;地元のパブに看板はない ほか)
著者等紹介
白井哲也[シライテツヤ]
ライター・編集者。1971年、東京都文京区生まれ。日本人学校の教員として、英国に3年間滞在したときに、エールビールとパブの魅力にとりつかれる。現在も現地のパブめぐりを続け、情報をホームページにて発信中。勝手につけたイングリッシュネームはTerry。CAMRA会員。日本地ビール協会会員。ビアテイスター
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