内容説明
ニューヨーク、グラマシー広場内で裕福な老婦人ばかりを狙った酸鼻を極める連続殺人事件が発生した。犯行は白昼にもかかわらず、目撃者は一人としていない。異常な通り魔の核心に迫ったベテラン捜査官のマーコヴィッツが3番目の犠牲者になったとき、キャシー・マロリー巡査部長が真相の究明に乗り出した。人づきあいよりもコンピュータを相手にしてきた犯罪分析者マロリー―マーコヴィッツの養女で、ストリート・チルドレンだった彼女にとって、それは自分自身の損傷を受けた魂を曝け出すことであり、病んだ都会に踏みこんでいくことでもあった―。彼女は泥棒の魂をもつ警官。全世界で絶賛され、ベストセラーを記録し、ハリウッドでの映画化も噂される大型ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
29
邦題「氷の天使」と同じ話。古い邦題がこちら。英語は「Mallory’s Oracle」2014/05/05
ほちょこ
26
スカーペッタに続き、キャシー・マロリー デビュー(キャシーと呼ばないで!マロリーと呼んでっ) まぁ出来るお嬢ちゃんという設定のもと(お嬢ちゃんと呼ばないでっ!)、お話はスタートするが、どうにもこうにも「出来る」部分の描写が少なすぎて、ただの暴走生意気お嬢ちゃんなキャシー(マロリーと呼んでっ!)。シリーズを追うにつれて、だんだん垢抜けていくのを期待して。2017/05/07
Natsumi
5
駅前
yuzuriha satoshi
3
『クリスマスに少女は還る』に感動させてもらったのでデビュー作から読んでみる ハッキリ言って読みづらい でも読み始めたら停まらない 性根は泥棒の氷の心を持った超美形・女刑事の活躍 『氷の天使』創元推理文庫は翻訳者違いの同じ本2011/07/07
ピエール
1
この本を読むまで知りませんでしたが、フレデリックフォーサイスのデビューに並び称されたほどの作家だとか。途中奇術や降霊術のトリックネタをばらまきながら盛り上げていくところや、最後に犯人を特定してからのネタ解説は面白いですが、途中のプロセスでの証拠の積み重ねがなく、ぜんぜんドキドキしません。20年前の翻訳で逐語訳のせいか、日本語が判りにくいし、作者の比喩に「彼は殺された(ほどひどい目にあった)」などと、殺人事件の筋と被るような表現が多々あり、非常に読みづらいです。評判ほどには・・というところですかね。2014/01/17
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