内容説明
東欧出身のユダヤ人たちは新天地アメリカで事業を成功させ、ついにこの国の理想のイメージを築き上げた。彼らはなぜ、またいかにしてこれを成し遂げたのか。そして何を得、何を失ったのか。ユダヤのビジネス帝国の興亡がついに明らかにされる。
目次
第6章 セールスポイント戦争―経営者の個性と信条に裏付けられたメジャ―各社の企業戦略
第7章 華麗なる生活―権威を求めて莫大な浪費を続ける帝国のリーダー達
第8章 ユダヤ商法の勝利―確固たる経済基盤を形成したユダヤ人社会の“鉄の連帯”
第9章 アカ狩りの嵐の中で―激裂な反ユダヤ主義運動に対抗する決死の法廷闘争
第10章 ユダヤの帝国―新興勢力に追われ、次々と支配の座から去りゆく帝王達
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杉浦哲功
0
商売と数字の天才、ユダヤ人。この民族は実は商売の天才なのではなくて仲間意識、そして合理的考え方、また見栄これらの天才なのではないかと感じさせられた一冊でした。 自身の利益や目的のためまた自分以下の人間とは付き合わないでおこうというこの徹底した冷徹さや、合理的な考え方が現在の資本主義という仕組みを作りまた、この仕組みが現在2017年までも色あせる事なく続いているという所に凄い考え深いものを感じる。自分ももっとユダヤの考え方を取り入れつつ人の感情を残してと贅沢どりをしていける様な人間でありたいと感じました。 2017/04/12