内容説明
たび重なる弾圧をはねのけて果敢に権力に挑戦する金大中の姿は国際的な反響を呼び、「私はキリストの弟である」と説くセンセーショナルな主張は韓国国内に多くの熱狂的な支持者を生んだ。彼はみずからを“行動する良心”と呼んではばからない。しかし一方に“権謀術数の人”“権力の化身”“二心を持った政治家”との評価を受けているのも事実である。18年にわたって金大中に随行した側近中の側近である若者が訣別後2年の沈黙を破って発表した『東橋洞24時』は、彼の素顔をあますことなく暴き出し、同時に韓国政界の暗部を告発した。
目次
第1章 背信の季節(戒厳軍兵士に襲われる;金大中氏、死刑を宣告される;2通の嘆願書と交換した命)
第2章 大統領候補の戦い(敵陣営の買収作戦を利用する;大衆操作の名手;権謀術策を弄す)
第3章 ソウルに春はくるか?(潜伏の日々;朴大統領、凶弾に斃れる!金泳三の弱点を叩け!)
第4章 権力への迷走(自宅軟禁中の変貌;何故、みえすいた嘘をつくのか?;嘘の上塗り)