目次
迷いの源泉
安心の生き方
迷いをこそ生きる
宗教と道徳のパラドックス
仏の慈悲と人の同情
恩愛の彼方に
師弟の本当のあり方
仏と生きる一筋の道
そんなに頑張らなくていい
煩悩とともに生きる〔ほか〕
著者等紹介
金山秋男[カネヤマアキオ]
昭和23年、栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程学位取得退学。現在、明治大学教授。専攻は死生学、仏教民俗学、仏教思想。明治大学死生学・基層文化研究所代表、野性の科学研究所副所長、国際熊野学会副代表、日本臨床美術協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Toshi53162606
17
浄土真宗の開祖親鸞の弟子である唯円が、親鸞亡き後に開祖の教えから離れていく信徒達や世の中を歎(なげ)いて、今一度師の教えを説くために泣く泣く著した書。 この本を手に取った経緯は、リベラル派の能力主義やポリティカルコレクトネスを批判的に述べている御田寺圭さんが、折に触れて親鸞の教えを高く評価されていたから。 読んでみたらなるほど、期待以上の圧巻と納得の書物だったし、特に現代にこそ必要な考えが述べられていた。 それでいて、宗教書とは思えない「読むセラピー」とも言える様な温かさがあった。2022/11/17
ふな
10
まだ途中だけれど忘れないうちに感想を。この本を読んで「歎異抄」をまだまだ誤解していたことが分かった。当時インテリ層だった親鸞が阿弥陀様を信じて身も心もゆだねるというのは大変に難しかっただろう。彼が生きたのは鎌倉時代。「自力」ではどうしようもない現実を目の当たりにしてきたからこそ「他力本願」に至ったのだろう。2022/05/06
CCC
9
解説で訳者が自分の考えを挟みこんできてるような部分も多かったけれど、訳自体は読みやすかったのでまあいいや。本編はすべてを阿弥陀如来にゆだねる事。それだけが大事という具合。2017/04/15
あずき
7
絶対分からないと決めつけていた「歎異抄」入門書らしく以前から気になり読んでみました。悪人こそ救われるのは何故?理解不能だった言葉がなるほど…に変わりました。読了後にYouTubeで「100分de名著」を見ました。でもまだまだ深くこんな私がさっさと分かる訳はない。他力に全てを任せよと言われても、又それが難しい。善い事をしても、ご恩や縁起によってそうさせてもらったという事を忘れ、思い上がってはいけない、ドキリとします。ただ、気持ちがとても楽になったのは何故でしょう。 2017/01/04
epitaph3
3
自己の都合で浄土へ行けるのではない。向こう側が決めるのである。むしろ決まっているのである。だから、自己のために南無阿弥陀仏を利用するのは、おかしいのである。ありがたいと思っていたら、自然と出てくる言葉なのだ。ありのままでいけばいいのである。しかし、この歎異抄。言い回しは易しいが、理解するには一度では難しい。2014/10/12
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