内容説明
本書は、まず何より死を考えるための読書案内ですが、死に関する名言集でもあり、死の小さな百科事典ともなっています。
目次
1 人はどのように死ぬのか
2 死があるから宗教も生まれた
3 いつでも死は文学のテーマだった
4 科学にとって死とは何か?
5 ビジュアル本に見る死のイメージ
6 死にまつわる民俗学と社会現象
7 哲学者たちは死をこう考えた
8 迫りくる死との戦い
9 こんな死に方をしてみたい
著者等紹介
久我勝利[クガカツトシ]
昭和30年神奈川県生まれ。専修大学卒業。著述家・科学ライター。出版社の編集者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なお
20
図書館本。「死」を考える時、科学的や民俗学的、色んな思想がある。それぞれのジャンルに分かて紹介された本はどれも興味深い。2016/11/16
kubottar
18
死について考えることは大事。2017/11/08
Arowana
11
死は観念にすぎないものの、生への態度には影響を与えうる。死を前提にしない生は質が悪くなるのも確か。自身の生も所詮は暇つぶし、惰性、習慣にすぎず、もはや諦念の感あり。頗る付きの感受性の鈍さは生まれつきだった。無感動、無感覚な日々が続いて久しく、希薄な好奇心で読んでみた一冊。表紙には「読むとよりよく生きたくなる」と書かれており、一読を経て改めて自分がどういう人間であるのかがよくわかった。…そして、以降も時間は砂のように流れていく。2017/03/23
B.J.
7
こんなにも多くの人たちが死を考えた・・帯より2023/07/04
teru
6
人は生を受け最後に死ぬ。死について今まで深く考えたことはなかった。ふと立ち止まることはあっても日々の喧騒の中忘れ去られてしまう。本書で紹介している本をきっかけに死生観について考えてみたくなった。2018/07/19