目次
プロローグ 一身にして三年を経た者として
第1章 明治維新以来の危機に立つ日本
第2章 何が日本人を堕落させたのか
第3章 勝者の描いた歴史に騙されるな
第4章 日本人よ、民族の誇りを取り戻せ
エピローグ 誉れ高き日本の姿を子々孫々まで語りつぎたい
著者等紹介
中條高徳[ナカジョウタカノリ]
昭和2年長野県生まれ。陸軍士官学校(第60期)に学ぶ。終戦後、旧制松本高校(現・信州大学)を経て、27年学習院大学卒業。同年アサヒビール入社。50年取締役。常務取締役営業本部長として「アサヒスーパードライ」作戦による会社再生計画で大成功を収める。63年副社長に就任。平成2年アサヒビール飲料代表取締役会長を経て。10年にアサヒビール名誉顧問。現在、(社)日本国際青年文化協会会長、日本戦略研究フォーラム会長、英霊にこたえる会会長
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年山形県生まれ。30年上智大学文学部大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.平成13年から上智大学名誉教授。幅広い評論活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄人28号
6
☆☆☆☆☆ 4回目読了。H27.8.20 28.2.17 28.4.17。戦後、教育勅語が廃止されたことによって、日本人の精神的支柱が失われてしまった。これは、江戸時代から日本人が当たり前のこととして重んじてきた道徳観念である。それを明治国家が、西洋の新しい思想が入ってきた時に、日本人古来の伝統を守る為に、日本人が規範とすべき指針としてつくられたものである。ところが、戦後、GHQから廃止指令があったわけではないのに、国会で排除法案を通してしまったのである。2018/07/24
Toshe
1
中条さんと渡部さんの対談形式の本の続編です。 明治維新後の日本の開国から、現在に至るまでの近代史が語られている本です。最近の自虐史観を植え付けられた背景がお二人の口から詳しく書かれており、誇りを失った民族は滅びてしまうと憂いてもいます。 正しい歴史を取り戻し、そして語り継ぐ、それが民族の再生になり、神話の時代から続く唯一の国として、誇りをもって生きていこうと呼びかけています。2014/03/29
鉄人28号
0
☆☆☆☆☆ 再読。初読は27.8.20。民族が滅びるには三つの原則があるという説にはなるほどと思った。①理想を喪った民族 ②物の価値のみに走り心の価値を見失った民族 ③自国の歴史を忘れた民族。このうち、③については、戦後、日本人は我が国の正しい歴史を学んでこなかった。占領政策の中で自虐史観が植え付けられてしまった。これからは正しい歴史認識をすることが必要である。そうすれば、日本人であることに誇りが持て、それが自分自身の自信につながるはずである。 2016/02/17
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