目次
第1章 いのちを輝かす
第2章 心を導くもの
第3章 自分を創る道
第4章 生き方の指針
第5章 人間このすばらしきもの
第6章 人生をひらく
著者等紹介
藤尾秀昭[フジオヒデアキ]
昭和53年の創刊以来、月刊誌『致知』の編集に携わる。54年に編集長に就任。平成4年に致知出版社代表取締役社長に就任。現在代表取締役社長兼編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コサトン@自反尽己
9
2時間ほどで読了。 「自分は広大無辺の時空の中で、たった一つの、たった一回しかない命を生きている存在なのである」「この事実を真に受け止める時、深い感動が湧き上がってくる。私たちは図らずして、奇跡のような命を、いま生きているのだ」 今作はあえて全文を声に出して読んでみたが、なぜかこの箇所で自然と涙が溢れ出て止まらなかった。感動の涙か。反省の涙か。 つらい時、悩んだ時、そんな下を向いてしまうような時に、そっと足元を照らしてくれるような、一冊。世代、性別、人種問わず、多くの人にオススメしたい。【書】2010/10/10
コサトン@自反尽己
6
2年5か月ぶりに再読。前回の感想とほぼ同じく、「自分は広大無辺の時空の中で、たった一つの、たった一回しかない命を生きている存在なのである」「この事実を真に受け止める時、深い感動が湧き上がってくる。私たちは図らずして、奇跡のような命を、いま生きているのだ」の部分が心に響いた。世間では時おり「自分探し」という言葉が使われるが、今シリーズを読んで感じるのは、自分というのは探すものではなく、創り、そして磨くものなのではないかということである。そしてそれは何により磨かれるのか。それは「徳」であると思うのである。2013/03/12
かず
5
本誌は、通販でしか手に入らないにもかかわらず、海外を含め、毎月の購読者数が10万人を超えるという月刊誌「致知」の中から、毎月、編集長である筆者が書く総リードを編纂したものです。「人間学を学ぶ月刊誌」というのが本誌のキャッチフレーズです。昨今、学びと言えば俗にいう5教科などの実学が主流ですが、それに対して本著は何より大切な「心を養う」本です。実学を学んで、役立て方を誤らぬためには、まず、本著のような本で心に心棒を打ち立てることが肝要です。読みやすく、薄いので、中学生へのプレゼントにも最適です。2016/12/24
qualia
4
藤尾氏のめざす人間学は、優しい言葉に含まれる奥行きの深さに象徴されているように思う。田中真澄さんのことば、「心構えというのは、どんなに磨いても毎日ゼロになる能力である。毎朝歯を磨くように、心構えも毎朝磨きを直さなければならな」至極の一言だ。2009/12/26
まさあき
3
読んだら治し、読んだら直しその繰り返し。一書の恩徳、萬玉に勝る。2014/07/21