致知一日一言シリーズ
中江藤樹一日一言―孝を尽くし徳を養う

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  • サイズ B40判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784884748258
  • NDC分類 121.55
  • Cコード C0095

著者等紹介

中江彰[ナカエアキラ]
昭和28年大阪府堺市生まれ。昭和50年佛教大学文学部史学科卒業(東洋史学)。同大学歴史研究所研修員、近江聖人中江藤樹記念館館長補佐、同館長等を歴任。びわこ成蹊スポーツ大学外部講師。孝経普及会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

18
中江藤樹は江戸時代初期の陽明学者であり、日本では初期の方です。近江聖人と呼ばれ、今も滋賀県に藤樹神社、記念館があります。来年こそ行ってみたいです。毎朝本シリーズ16冊の読書が日課になっており、本書は3周目が終了。今年付箋が付いたのは17枚。最も印象に残っているのは、9月15日「暗くとも ただ一向に 進みゆけ 心の月の 晴れやせんもし」でした。他の一言に見られるとおり、藤樹は二元的思考の排除を説いています。私も意識の上では分かっているのですが、中々難しいです。心の月が晴れるのを気長に待ちたいと思います。2019/12/25

かず

14
中江藤樹は江戸時代初期の陽明学者であり、日本の陽明学者としては最初期の人です。本著は「翁問答」などの著作の中から一日一言366語を選んで編纂しています。5月に2周目を終えたのを忘れ、今日2度目の読了処理です。今日は「人の非を見たらそれを非難せず、自分はどうかと反省するべきだ」とあります。人を非難するよりも、それを他山の石として自分を見つめなおす方がよほど建設的です。なぜなら、他人を見るよりも厳しい目で自分を見つめる人はなかなかいませんから。人生は有限です。他人の批判に時間を浪費するのは勿体ないです。2018/08/09

森林・米・畑

12
2022年1月からコツコツと。「明徳」「孝」といった語がよく出てきました。この本も私には難しかった。その中で心に残ったのは『万の物は皆大本より生ずれば、四海の人ことごとく連なる枝なり』万物はすべて大本から生生化育しているから、世界の人間はことごとく連理の兄弟であるという意。江戸時代からそういう偉大な考えを持っていたのかと驚いた。2022/12/07

かず

9
江戸時代初期の陽明学者で「近江聖人」と呼ばれた中江藤樹の著作物から選び抜かれた名言を、一日一言の形で紹介する本です。本著を通読して感じたことは、「自己への執着から離れる」ことと「感謝報恩に生きる」ということでした。そもそも、自己に執着するから欲が生じ、そこから苦が生じます。自己への捉われから脱却することで、至善に止し、敬に徹するようになり、報恩の意識が真に芽生えます。私は、小学生の頃から「人が生きる道とは」という問いを、時々強弱はあれ追い続けてきましたが、この問いに明快に答えてくれた人はいませんでした。2017/05/13

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