佐藤一斎「言志四録」を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784884746407
  • NDC分類 121.55
  • Cコード C0095

目次

第1章 『言志四録』に鍛えられた人々(佐藤一斎に鍛えられた吉田茂;志を説いた『言志四録』 ほか)
第2章 志を養う(天命とは何か;自己を掘り下げる ほか)
第3章 自己を鍛える(自己を精錬する;至誠天に通ず ほか)
第4章 人生、二度なし!(自己を確立する;学問を修める)
第5章 運命を切り拓く(内省がもたらす英知;信は力なり ほか)

著者等紹介

神渡良平[カミワタリリョウヘイ]
昭和23(1948)年、鹿児島県生まれ。九州大学医学部中退後、さまざまな職業を経る。38歳のとき、脳梗塞で倒れ右半身不随に陥り、闘病生活の中で、「人生は一回しかない」ことを骨の髄まで知らされる。懸命なリハビリによって社会復帰できたが、そのときの「貴重な人生を取りこぼさないためにはどうしたらいいか」という問題意識が、作家となった現在、重低音のように全作品を流れている。日本文芸家協会会員
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

6
西郷隆盛が繰り返し愛読した『言志四録』の中から、そのエッセンスを抜き出して解説を加えた書。なるほどとうなずかせる箇所が多くあった。例えば<書はみだりに読むべからず、必ず択びかつ熟するところありて可なり。ただ要は終身受用せば足ると。>一斎は耽るように本を読んでいる者には思索内省することを、読書嫌いな者には先人の忠告をないがしろにしないように注意したという。また<われはまさに人の長処を視るべし。人の短処を視ることなかれ(中略)>解説に優れたる人は、人を生かし使うことに優れているとあるが、その通りであろう。2012/11/30

よったん

4
繰り返し読みたい1冊。何歳になっても大事なことがいろいろ学べた。中に紹介されていた経典余師を読んでみたくなった。2014/02/12

mtsuka

2
一度しかない人生を取りこぼさないために今何をすべきか。天命を知るまでもっと真剣に考え自問し続けなければならない。王陽明は「四十餘年睡夢の中」といい、足利義満に使えた細川頼之は「人生五十、功無きを愧(は)ず」といっている。残念ながら人間が「これではいけない」と思い本当に勉強し始めるのは四十歳だという。しかし気付いた者の成長は早い。本物の人間的魅力を得るには、独立自尊・自重自治の精神を持ち、「国家の全運命を自分独自の持ち場のハンドルを通して動かさずんばやまぬ」という一大決心をする、それほどの覚悟が必要なのだ。2015/06/22

AZALEA

2
★★★★★ ●凡そ事を作すには須らく天に事うるの心あるを要すべし。人に示すの念あるを要せず●人情の向背は敬と慢にあり。施報の道もまたゆるがせにすべきに非ず。恩怨はあるいは小事より起こる。慎むべし●一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め●学を為す初めはもとよりまさに有字の書を読むべし。学を為すことこれ熟すれば則ちよろしく無字の書を読むべし●少くして学べば則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば則ち老いて衰えず。老にして学べば則ち死して朽ちず。2014/02/10

masa

1
良いことを書いてるのですが、僕には少し理解が難しかったです… もう一度、読んでみます。 2016/02/22

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