内容説明
21世紀を生きる子どもたちへ、親たちへ。20世紀最後の哲学者が語る、二度とない人生を真に生きる秘訣。
目次
第1章 「生きる」―人間としての土台づくり(人生二度なし―小学生諸君に;志を立てて生きる―立志式の日に ほか)
第2章 「導く」―上に立つ者の心構え(生を教育に求めて―新人教師におくる;人間としての生き方の種まき―道徳観の育て方 ほか)
第3章 「磨く」―先人に学ぶ(ペスタロッチーに学ぶもの―教育の原点にたちかえろう;私の好きな三人の日本人―中江藤樹・宮本武蔵・二宮尊徳)
第4章 私の生涯の歩み
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にいたけ
45
森先生が小学生、中学生、大学生、新人教師、子を持つ親に向けた講演録。挨拶を先にする。靴を揃える。腰骨を立てる。の3点を主眼とし、時代に合わせた話し方をなさっている。特に親に向けた講話は必読。家族関係はもとより社員教育にも通ずるものがある。そのことを上から目線ではなく同じ目線で語るので心に残りやすい。心に残るだけではなく、実践してなんぼ。何度でも読んで自分のものにしたい。2024/01/14
井上裕紀男
21
過去読です。森氏が書かれた「修身教授録」が教師をされている方向けだったので、別の話を読んでみたく。賛同できない箇所もありはしますが、生きることに対して真摯で興味深いです。 「決心をつらぬく方法」って案外的を射てない話が世の中多いですが、敏捷に動いて腰骨を立て、‘‘すっく‘‘と立つだけで良いと語る。座って仕事するより立っていると集中することが多いから、良い視点だなと得心しました。「自分を測るものさしを持つ」というのも面白い。 親って何?、教えるって?、道に迷っていないか?、そんな時に時々読み返します。2021/04/24
snow
3
森先生の本はすっと背すじが伸びる。また自分の至らないところの発見が多々あり、省みると恥ずかしくなるが、謙虚に精進しなければならないと気持ちを新たにさせられる。いまの時代とは合わないところもあるかもしれないけれど、先生の本に出逢い、人間として大切な核のようなものが備わったように思う。講録本で堅苦しすぎず、おちゃめな部分も見られ、先生の来歴を述べられた講演の会も入っていて、先生を慕う人にはうれしい1冊ではないかと思う。2024/01/05
長南 徹
3
日本人の道徳として私達が持っているものを少なからずしたためられている。日本人の良さである礼儀正しさとか律儀とかそういう事を子供には伝えていきたい。親となり改めて感じる。まだまだ足りない部分が多いけど…。 2017/08/20
Taro Yamada
3
「目下の人にも自分からあいさつする」「履物を揃える。他人のものも乱れていたらこっそり直してあげる」「人に求める前にまず自分から」など、日々行える人のあり方、そして育て方について学ぶことができた。表現としても、大事な一般原則を日常レベルのするべきことにうまく噛み砕いており学ぶところが多い。講話形式なので読みやすく、また中学生から教師、保護者向けなど多くのテーマが入っており、多くの人におすすめできると思う2016/08/30
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