内容説明
四国松山に住しひたすら詩作に一道精進を続ける九十歳の詩人の魂に触れる。
目次
念ずれば花ひらく―1987年初夏(「念ずれば花ひらく」の詩碑;「愚痴の代わりに」;美しい母の姿 ほか)
創造する者は―1988年春爛漫(正岡子規の絶筆が語るもの;唇が真贋を見分ける;川が下るように生きる ほか)
一念一行―1995年新秋(詩誌『詩国』を続ける意義;その人との出会いが闇を光に変えた;食べるときに人物がわかる ほか)
おこたらずつとめよ―1998年厳冬(九十は終わりではなく始まり;人のために一事をおこなう;体に清涼の風を持つ人 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ue3104
4
いろんな言葉が刺さった。あーまだまだやな…と、心が痛む。人を導く立場にある自分が怠けたらあかんと、ピシッと言われてるような気がした。念ずれば花ひらく。2023/05/09
まさあき
1
坂村真民先生のインタビュー本。なぜ先生の詩が支持されるのかがわかる一冊。言葉の大切さや力強さ、制作するということについて本の中で述べられる。読めば、「念ずれば花ひらく」が1ミリくらいわかると思う。2014/11/24
愛希穂
0
「まえがき」の言葉から引き込まれました。 この本は平成12年に刊行されているのですが、今の日本を見越したような言葉。 今も生きておられたら、どのような詩を作られたのでしょうか。 インタビュー形式の本で、そこに織り込まれる詩が、どれも心に響いてきました。 http://glorytogod.blog136.fc2.com/blog-entry-1061.html2012/01/09