内容説明
どう考えても今の日本は、思考停止状態を超えて脳死状態にある。その目で現実を見ると絶望的になる。しかし私は諦めていない。なぜなら日本は、まだ脳死したわけではない。世界が羨むほどの大国であり、逆境のときに立ち上がってきた実績もある。さらに国家は国民によって構成され、国民の目覚めで脳はいくらでも活性化すると確信するからである。問題なのは枝葉の論議、大切なのは本質論。リーダーがそして国民が、本質論を展開することで日本のあるべき姿が見えてくる。本書がその示唆となれば幸いである(本文より)。
目次
第1部 さらば戦後日本―日本、自立の時(「歯止め」世代が生んだ「思考停止の時代」;戦略的空白の半世紀と対米従属病の慢性化;新しい日本人;正義と平和)
第2部 本音の議論なくして自立なし(北朝鮮の核武装とどう向き合うか;巨竜・中国の台頭と日本の国家戦略;日本の情報組織は、国家の恥部!)
著者等紹介
東祥三[アズマショウゾウ]
1951年、東京都生まれ。創価大学大学院博士課程修了。日・墨政府交換留学生としてメキシコに留学。国連難民高等弁務官事務所職員を経て、90年衆議院議員初当選(旧東京6区)。以後、連続4期当選。細川内閣で外務政務次官。小沢一郎氏とともに自由党の結成に参画、自由党幹事長代理、常任幹事を歴任。第二次小渕内閣で外務総括政務次官。現在、民主党東京都第15区総支部長(江東区)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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