内容説明
失われつつある「日本の美」を古都から学ぶ!舞妓、芸妓として、京都の祇園で修行・稽古を重ねた著者が、真に美しい女性とは何かを、体験談に基づいてアドバイス。
目次
プロローグ 京都への旅立ち
第1章 芸舞妓としての生活(置屋とお母さん;仕込みさん ほか)
第2章 お稽古が教えてくれたもの(八坂女紅場学園;京舞は祇園の誇り ほか)
第3章 お座敷から学んだこと(はじめてのお座敷;信頼されるお客様 ほか)
第4章 日本人らしく、美しく生きるために(日本人が大切にしてきたもの;「形」は人のためにある ほか)
著者等紹介
中島よしゑ[ナカジマヨシエ]
幼少のころより祖母のもとで日舞を学び、10歳で三越劇場にて、初舞台「祇園小唄」を舞う。和の学び、着物などに興味を持ったことが縁となり、京都・花柳界へ。18歳で祇園甲部の舞妓「真澄」として店出しし、21歳で芸妓に衿替え。12年間を京都で過ごす。花柳界を引退した後は、経験をいかし、社長秘書として企画などにも携わる。また飲食店の社員教育事業を行う。平成17年、有限会社「よしゑ和学」を設立。現在はサービス業への接客指導のほか、「和学塾」にて和の作法を指導。また、各方面で講演などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mimi Ichinohe
1
元芸妓さんで現在は「和学塾」という作法塾を経営している方の和の生活指南書。京都の舞妓さん、芸妓さんは動く芸術作品のように美しいなって思うけど、実際にそうなるように振る舞っているのだということが書かれています。水面下の努力は人の千倍。指先の所作が大事というのは多くの本にも書いてあるけど、この本にも書いてありました。指先は常に揃えておくこと。お風呂に入っている時、お湯を押すように手首から指先まで滑らかに動かすエクササイズをすること。目線も大事。ゆらゆらと定まらないのはダメで、すうっと動かす。覚えておこう。2013/09/17
ぴっちゃん
0
とても美しい言葉で書かれており、すらすら読める。京都の舞妓さんになってみたかったなあと思う。普段の生活でも参考になるところが多く、また読み返してみよう。京都や日本文化は全体で芸術なんだなあ。しかしその裏にはとても厳しい環境や努力がある。自分も少しの厳しさにめげてたらダメだ。自分ばかり気にするんじゃなくて、場の雰囲気を和やかにするために気を使うというのはとても参考になった。こんな美しい文化を持つ日本に生まれたんだから、芸事したいなあ。全部やりたいけど多いから日舞はやりたいなあ。2014/05/02
あきら
0
和が大好きなウチにぴったりの本。伝統の大切さを感じ改めて日本の和の文化を大切にしていこうと思った。2010/04/21
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