内容説明
本書は戦時中、日本占領下に“独立”したビルマの国家元首バー・モウ博士が、民族独立運動の歩みや波乱万丈の劇的生涯を自ら顧みながら綴った動乱のアジア風雲録である。また、チャンドラ・ボース、ラウレル、スカルノなど、かつて「大東亜共栄圏」のひのき舞台で踊ったアジアの指導者が相ついで世を去ったあと綴られた貴重な現代史への証言であり、国際政治・アジア研究に欠かせぬ第一級の基本的文献である。
目次
夜明け前
世界大戦の勃発
自由ブロック
三十人の同志たち
戦闘に入った独立義勇軍
ビルマ独立義勇軍時代
牢獄と自由
ビルマ人の時代
日本の指導者を訪問〔ほか〕