内容説明
21世紀を行き抜く「これだけ百科」!IT,ゲノムからスローライフ、地球のゆくえまで、竹村健一が長男・真一をゲストに迎え、縦横無尽に語り尽くしてきたビデオ対談「地球世相SOS」の集大成。新時代を見通す鍵がここにある。
目次
序章 「心のカウンター」の桁数を上げろ!
第1章 ポスト情報文明の日本ビジョン(IT革命とは何だったのか?;“人間のマルチメディア化”が始まる! ほか)
第2章 新たな世紀の化学リテラシー(「科学離れ」なんてもったいない!;遺伝子の思想 ほか)
第3章 二〇五〇年のプロトタイプづくり―Takemura Project File(ユビキタス時代の先駆け「どこでも博物館」;「携帯メディア・ミックス」の可能性 ほか)
第4章 もう一つの文明に向けて(環太平洋文明論;クリスマスと祭りの経済学 ほか)
著者等紹介
竹村健一[タケムラケンイチ]
1930年大阪生まれ。53年京都大学文学部卒業。第1回フルブライト留学生としてエール大学、シラキュース大学に学ぶ。55年英文毎日記者となる。63年退社後、1年間山陽特殊製鋼調査部長を務める。英文毎日時代から、テレビ・ラジオ出演、執筆・講演を通じて幅広い評論活動を行う
竹村真一[タケムラシンイチ]
1959年生まれ。京都造型芸術大学教授。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。96年のウェブ作品「センソリウム」は、アルス・エレクトロニカでグランやユビキタス地域情報システム「どこでも博物館」を開発
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感想・レビュー
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RY
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この二人は二者二様に面白い。 かなり異なる印象を受ける両者だが、キーワードでつなぐとしたらどんなものがふさわしいのだろう。 的外れかもしれないが、自分は芸人吉村以上に「破天荒」の形容が似合う人物だと思っている。
うな
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さまざまな現代的テーマをダイナミックな視点から論じる真一氏の語り口に惹きつけられる。この本を読むと、東北の原発事故で人間の愚かさに絶望的なものを感じていたが、まだまだ人間が、そして日本人が地球に貢献できることがあると希望を感じられる。なんとも羨ましい親子対談だ。2012/01/21