内容説明
日米のベンチャー起業家や真摯に仕事に打ち込む人々へのインタビューを通して、明日の見えない時代に、確固たる「ポジション」を確立し、真の自己実現を可能にする知恵の数々を国際舞台で活躍する金融アナリストが明らかにする。
目次
序章 これがアメリカ人のキャリア・パスだ
第1章 よいキャリアを築くための7つの基本
第2章 キャリアの地平を拓く7つのマインド
第3章 キャリア・アップのための7つの行動原則
第4章 私はこうしてキャリアを高めた―インタビュー編
終章 あなたはどんなキャリアをめざすのか
著者等紹介
大井幸子[オオイサチコ]
ニューヨーク在住、金融国際アナリスト。1981年慶応大学卒業。1983年同大学経済学修士号。1985年からフルブライト奨学生として米国スミス・カレッジとジョンズ・ホプキンズ大学院高等国際問題研究所に留学。1987年慶応大学経済学研究科博士課程修了。明治生命保険国際投資部勤務後、1989年ムーディーズ社へ転職のためニューヨークへ移住。その後リーマンブラザーズ、キダーピーボディにて債券調査・セールスを担当。2001年4月、ヘッジファンド等オルタナティブ投資コンサルティング専門会社Strategic Alternative Investment Logistics(SAIL)LLCをニューヨークに設立。同社代表取締役社長。現在、NHKラジオ深夜便、日経ネットで国際金融アナリストとして毎週ニューヨーク市場をリポートしている
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感想・レビュー
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はと
16
キャリアについてコンパクトかつ多面的にバランスよく書いてあった。学んだ専門知識と仕事内容がうまく結びついておらず、目的がはっきりしていない「ぎくしゃくしたキャリア」と、それとは逆の「一貫性のあるキャリア」の話は耳が痛かった。思うに、自分の希望・好きなことと、自分が才能があることは、必ずしも一致するとは限らない。それが一致した人はラッキーだし、「一貫性のあるキャリア」が積めるのだろうと思う。運悪くそうでなかった人は、何が自分にとっての幸せか、早く見極める必要があるのだろう。もう少し若い時に読めばよかったな。2016/01/10