内容説明
人間にとって働くということは、物質的にも精神的にも豊かな人生を送るために欠かせないものである。そして本来楽しいものでなければならないはずである。苦役であってはならなく、自己実現をはかるための「朗働」でなければならないはずだ。そのためには、私たち一人ひとりが自分の能力を高める努力を絶えず行い、会社や他人に人生を委ねる「他力による管理」から「自力による管理」に考え方を変えていく必要がある。同時に企業は、学歴偏重や年齢重視の硬直化した雇用システムを抜本的に改革しなければならない。日本では、「アメリカでは解雇は日常茶飯事」と思われているが、実際はそうではない。このことを現地で学んだ著者は、日本での「雇用革命」の必要性を痛感した。本書では、できるだけわかりやすく日本の雇用システム改革の具体的提言を行ったものである。
目次
第1章 「朗働」が日本を再生させる
第2章 「雇用の満足」をめざそう
第3章 雇用のルールを確立する
第4章 「求められる能力」と「評価」を明確にする
第5章 「会社」を変えよう
第6章 「社員」も変わろう