内容説明
30年前、剣道が礼法・作法による「人づくり」から離れていく風潮を憂い『剣道礼法と作法』を著した著者が、さらに形骸化する剣道の礼法・作法を嘆き、“礼法・作法なくして剣道なし”と再び剣道の礼法と作法を取り上げ、真摯に剣道人に訴える。
目次
第1章 日本人と剣道
第2章 勝利至上主義の弊害
第3章 道場の意義
第4章 道場での礼法・作法
第5章 剣道用具の取り扱い方
第6章 立合の礼法・作法
第7章 稽古中の礼法・作法
第8章 見学者と審判員の礼法・作法
第9章 稽古後の礼法・作法
最終章 広い視野に立って
著者等紹介
馬場武典[ババタケノリ]
昭和9年1月20日長崎県五島に生まれる。父武雄に5歳から剣道指導を受ける。昭和29年小学校教諭として福江市内(現五島市)に勤務する。この時に始めた少年指導は現在に至っている。高校時代は相撲部に在籍、教員時代には長崎県教職員相撲大会において優勝。またこの間に青年の部の国体選手を育てるなど相撲道修行にも力を注いだ。昭和37年求められて、小学校教諭から長崎県警察本部教養課へ転職。昭和38年より同61年まで、県警察学校において初任科生の剣道と逮捕術・体育指導に当たる。昭和42年、柔剣道指導者養成科第二期生として警察大学校に一年間入校し、剣道その他の術科教養を受ける。第一回文部省の高等学校教員資格認定試験に合格(剣道)。全国教職員剣道大会・国体・都道府県選抜大会など各種大会に出場。平成5年まで術科指導官を勤め、現在、長崎県警察名誉師範。(一財)長崎県剣道連盟顧問。柔道二段。剣道教士七段。定年退職後、郷里五島に戻り、父武雄が創設した西雄館で少年指導に勤しんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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