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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
102
特集は探偵小説。巻頭文で、柴田さんが探偵小説に触れ始めた頃に読んだ中で「踊る人形」が面白かったとあって思わず嬉しくなった。私の最初のホームズは「踊る人形」でミステリ好きとなる原点だったので。今回は「青いザクロ石」の柴田訳を収録(自分的には「青い紅玉」という題名だけど。「踊る人形」の柴田訳はラジオで一部披露された)。対談でも語られていたが仲買人の親父から情報を引き出す方法が秀逸。パジェットの挿絵もいい。ドイルの父親が描いた挿絵に対するエッセイのオチも面白かった。2020/02/24
燃えつきた棒
33
◯「猿のあいさつ」(柴田元幸): 【探偵小説は、僕の初期読書体験のなかで重要な位置を占めています。 ー中略ー 先生は授業中に時おり探偵小説の話もなさって、ストーリーの細部や、使われている英単語などについていろいろ話してくださり、ふうんなんだか面白そうだなと思った僕は、図書館に行って本を借り出し、ポーの「黄金虫」「モルグ街の殺人」、ドイルの「赤毛連盟」「まだらの紐」などを読みあさったのでした。なかでもドイルの「踊る人形の謎」は面白かった‥‥‥。】/ これも、なんだか食指をそそられるお題ですね。2024/12/07
kazi
17
本号の特集は探偵小説。コナンドイルってこれまで全然読んだことなかったけど面白いのね。これから色々読んでみようと思った。本号の執筆者欄にまさかのライクーダで驚いた。スライドギターの名手として有名なロックギタリストですが、書く方も凄いのね。音楽エッセイ的なやつを想像してたらなんと小説!しかもかなりモダンな感じで面白かったです。ライクーダもっと読みたい。雑誌掲載だけじゃなくて、ライクーダ単体の短編集を翻訳で出してくれたら買うんだけどなぁ。うむむ2020/03/08
tokko
14
探偵小説特集というよりは探偵の登場する小説集ということなんですね。純粋なミステリ小説(って何だ?)とは違うので、いい意味で期待を裏切られました。「青いザクロ石の冒険」については完全に忘れていたので、もう一度「シャーロックホームズの冒険」を手に取ってみようと思います。まるで初めて読んだ小説のように楽しめたので、忘れっぽいというのもある意味幸せなんですね(笑)2020/03/10
北風
13
柴田元幸訳のホームズが読みたかったから。イッセー尾形の短編も面白かった。作家の娘さんのお話も面白かったな。2020/04/30