内容説明
ブッダガヤ、台北、バルセロナ、香港、メキシコシティ、松島、バリ、八丈島―めくるめく旅の記憶を綴ったエッセイ集。
目次
たくさん持っていた、と信じていたころ
居酒屋難易度
いきたくないのに出かけていく
ブッダの歩いた道
書かれ続ける理由
私を含まない町
酔狂とプラマイ
時間と場所だけ
いきたい山といった山
祭りの季節
小説と歩く
観光ニッポン
バレンシアで走る
バレンシアで走る2
ささやかな本質
恒例化の謎
光景のパワー、人のパワー
花見熱
場所も生きている
東京の島
サファリとパンダとイルカの旅
食と地に足
旅の刷りこみ
日に三度の呪い
見たくなる自然
呼ばれていない場所
呼ばれていない場所2
なつかしい、の先
著者等紹介
角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。2005年『対岸の彼女』で直木賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞など受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
181
角田 光代は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。雑誌SWITCHに連載された旅のエッセイ第二弾、タイトルとは違い、著者はやはり行きたいから出かけているんだと思います。絶品のバレンシアのパエリアを食べてみたい。私事ですが、今夏は久しぶりに海外(トルコ10日間)へ行けそうです。2019/08/03
修一朗
99
旅エッセイの第二段は作家の仕事がらみのエッセイ多め,旅好き作家さんは仕事で旅ができるからいいよねぇ,オール段取り付きの楽々旅だしと思っていたらそうでもないらしい。びっしりスケジュール決められちゃうと旅感がなくなって往復作業になっちゃうんだとか。ヨルダン2泊4日弾丸ツアーだものねー。現地の人にまみれてローカルご飯旅,を指向していた人なのに年取ったら景観味わい旅も好きになったそうだ。いろいろ紹介された中でメモったのは,パンガン島と八丈島。サムイ島は2回行ったのに,パンガン島には行けていない。心残りだ。。 2019/08/22
yanae
83
角田さんの旅に関するエッセイ。何気に角田さんのエッセイは初読み。以前、西加奈子さんの読み物で、角田さんは何も断れない、頼まれたらやってしまう…という性格だと聞いて、このエッセイを読むと、確かにそんな気配が…(笑)走るのが好きじゃないけど走ったらもう二度と走ることはないだろうからやめられないとか、そういうかわいらしいところが好きです。山に登った時の話が一番面白かったかな。でも、海外にさらっといけるところや、マラソン大会に出る行動力のあるところ、かっこいい一面を見てさらに角田さんが好きになりました♡2019/10/09
野のこ
73
旅エッセイ『大好きな町に用がある』の第2弾。旅行した思い出の年月、旅先の町の印象の変化。歳を重ねるごとに気持ちの変化でガラリと雰囲気が違ってくる。私の未知の世界、その場所の「どうなるかわからない」感。今まで避けていたインドがどれだけ心が震え揺らいだ旅になったのか強く伝わった。「私は完璧にこの町に含まれていない心地よさ」と、あとがきの最後の文章が特に印象に残りました。それにしても、行きたくなかったのにこの熱量(笑)先日 江國さんの旅エッセイも読んだし、ますます旅行に行きたい欲が芽生えた!2019/08/08
けぴ
51
角田さんの旅エッセイ。あとがきの文章に良い記述がありました。"「今まで旅したところでいちばんよかったのはどこ?」と質問されることがあると困る。今まで旅したどこもここも、ものすごく愛着があって「どこ」と特定などできない。旅にかんして、大雑把にまとめたくない。それはじつに幸福なこと。たったひとつの国も、町も、通り一遍に答えられるような旅をしていない、ということだから。" 角田さんのような旅をしていきたいものです(^_^)2020/07/05




