感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
93
目を覚まして、自分がグレゴール・ザムザに変身していることを彼は”発見した”。「発見」というのが先ず以て妙でいい。原作を読んだ時、「自分」を発見することと「自己」を発見することの違いを思い浮かべながら私は読んでいた。漠然とした感覚でありながらも自分本体は認識しているが、「自己」への想いは希薄で赤ちゃんのようなザムザという私の中のイメージと、ドゥヴニの起草するザムザの姿はぴったりとはまる感じがしてより想像が広がり、春樹さんの短篇の自由な不自由さをより堪能できた気がした。(⇒)2020/07/21
ぐうぐう
26
ナレーションで展開していく物語は、村上春樹らしさをダイレクトに表現しやすくなっている。また、寓話性の高い原作は、コミカライズにうってつけでもある。さらに言えば、カフカの『変身』をモチーフとしていることも、バンド・デシネと相性がいいし、フランスの読者を大いに刺激しただろう。とはいえ、これは恋の物語だ。「誰かに会いたいとずっと思っていれば きっといつかまた会えるものだよ」そこを楽しめばいい。2019/06/26
こたま
3
目覚めたら人間になっていたザムザ。錠前の修理に来たせむしの女と言葉を交わすうち、どんどん彼女に惹かれていく。でも確かにこの女には不思議な魅力があるし、ちょっと友達になってみたい気はする。2020/02/04
ハチ
2
この短編も読んだように思うが、漫画で読むとまた新鮮。2019/05/13
かわぴょん
1
この世界は彼の学習を待っているのだ いい台詞だな、クゥ2021/03/20




