内容説明
なぜ人々は、無価値観や能力主義に支配されてしまうのか。その問いに答えて、能力主義に苦しみ悩む人々を解放できないかと考え、わたしは本書を執筆しました。一人でも多くの「あるがままで。そのままのあなたでいい」を取り戻すことができれば幸いです。
目次
第1章 能力主義にむしばまれる児童福祉(全国こども福祉センターとは?;能力不安と承認でゆれる子どもたち ほか)
第2章 わたし自身、かつて能力主義に陥った。(「なんとなく」「楽しいから」参加する子ども・若者;成果主義の導入へ ほか)
第3章 出会いと交流から生まれる多様性(小学生から不登校だったKさん;路上生活者のOさん ほか)
第4章 能力主義をどう乗り越えるか(能力主義脱却へのプロセス;能力社会からの価値の転換 ほか)
著者等紹介
荒井和樹[アライカズキ]
特定非営利活動法人全国こども福祉センター理事長。愛知文教女子短期大学幼児教育学科准教授。保育士。社会福祉士。北海道出身。日本福祉大学大学院社会福祉学研究科修了(社会福祉学修士)。児童養護施設職員として在職中、公的支援を拒む子ども・若者と出会い、彼らを要支援者ではなく仲間として迎えながら、非援助的アプローチを追求。共同体自治を理念に、参加者自らが運営や意思決定を担う場づくりを進める。2012年に全国こども福祉センターを設立し、名古屋駅前の広場を拠点にアウトリーチを展開、2万6千人以上に交流と参加の機会を提供してきた。2016年より2016年より大学教育に従事し、ソーシャルワーカーや保育者養成に携わる。2023年、「第1回未来を作るこどもまんなかアワード」にて内閣総理大臣表彰受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



