内容説明
法律上の家族でなければ遺産・保険はどうなるの?病院で家族として付き添えないの?外国人の同性パートナーは一緒に暮らせるの?二人の子どもの将来が心配なんだけど。
目次
第1章 今さらですがLGBTQってなんですか?
第2章 日本にもLGBTQに関する法律があります
第3章 パートナーシップ制度
第4章 民間のLGBTQに関する取り組み
第5章 老後はどうなる?病院は?遺産は?
第6章 LGBTQの暮らしを守る8つの方法
第7章 LGBTQの子育て
第8章 外国のLGBTQ事情
第9章 ビザ(在留資格)とLGBTQ
著者等紹介
康純香[コウヨシカ]
行政書士。関西大学大学院法学研究科修士課程修了。特定非営利活動法人カラフルブランケッツ理事長。2014年こう行政書士事務所を開設。LGBTQ専門家として、セクシュアルマイノリティーの方の相続問題や日々の相談業務に積極的に取り組む。気軽に聞ける法律家としてさまざまなLGBTQイベントで無料相談を実施している。企業や教職員、士業に対するLGBTQセミナーや当事者向けセミナーも行っている。2017年にLGBTQ版「もしものノート」を製作。事務所ホームページで無償ダウンロードで提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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katoyann
15
同性パートナーが生活していく上で把握しておきたい法律や実務上の手続きについて解説した本。LGBTに関する法整備状況を比較すると日本はOECD加盟国35か国中34位であり、G7で唯一同性同士の婚姻やそれに準じる権利(28頁)が保障されていない社会である。本書は同性パートナーシップ条例についても詳しく触れながら、遺産相続等で必要になる手続きについて具体的に解説している。遺産相続は確かにバリアがあり、長年連れ添ってきたパートナーでも家族ではないとされて、相続ができなくなってしまう。読みやすいのでおすすめです。2023/11/29
オラフシンドローム
0
日本の整っていない法のもとで、パートナーの権利をどう守るか…。 私の知りたい内容とは少し違ったので、引用出来そうなデータだけ抜き出しで読んだ。 そうだよね。現状嘆くよりも学んで自衛するしかないよね。2025/01/30