内容説明
私が旅するのは死場所を探すのだ―残された日記を読み解き、山頭火の生涯を精神病理学的に考察する。
目次
第1章 「ころり往生」の精神病理(句と酒の行乞流転;夢遊病者の日記;泥酔、自問自答、懺悔;山頭火と芭蕉;終焉の地四国へ;ころり往生を念願;ころり往生に至る精神病理)
第2章 自殺未遂の精神病理(カルモチンによる自殺未遂;自殺未遂後の二週間;自殺未遂に至る一年半の生活;昭和十年という年)
第3章 喪失体験の精神病理(母親の喪失;悪夢;故郷)
第4章 両価性の精神病理(山頭火と妻;山頭火と息子)
第5章 依存性の精神病理(山頭火と同人たち;山頭火の心友、緑平;山頭火の支え手たち)
著者等紹介
人見一彦[ヒトミカズヒコ]
近畿大学名誉教授、精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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