内容説明
数学教師のかたわらロシアに通いつめて半世紀。ロシア演劇評論の日本第一人者、彼女をこれほどまで虜にした魅惑の謎がいま初めて明かされる。
目次
第1部 過ぎし日々の記憶(自分を語る―「敗戦の秋」に始まる教員生活;ひとり旅―あの頃の東北・沖縄を記録する;ヨーロッパ旅行―もうひとつの人生の始まり ほか)
第2部 チェーホフ―人と作品(“ロシア文学を読む会”の記録;『わびしい話』を書くまで;リーカとの出会い―青春の点景 ほか)
さらなるお誘い―現代ロシア演劇など(ヴァムピーロフのこと・作品のこと;『ホルストメール』のこと;現代ロシアに生きるチェーホフ劇 ほか)
著者等紹介
桜井郁子[サクライイクコ]
ロシア文学・演劇研究家。1960年代後半より研究や国際会議・シンポジウム等への招待などにより、ロシア(旧ソ連含む)を四十数回にわたり訪問。現代ロシア演劇界に精通し、演劇人の知己も多い。また「朝日新聞」をはじめ日本の新聞や雑誌にロシア演劇を紹介・報告してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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