目次
第1部 末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の登場(モルモン教の登場した時代背景;ジョセフ・スミスの少年時代;神の顕現とそれに続く示現 ほか)
第2部 モルモン教はキリスト教であるのか?(キリスト教であるのか。カルト視される理由;モルモン教会の特徴;神殿の儀式「エンダウメント」 ほか)
第3部 日本におけるモルモン教会(日本への布教;日本におけるモルモン教の歴史;日常の礼拝様式と信仰生活 ほか)
著者等紹介
沼野治郎[ヌマノジロウ]
1941年上海に生まれる。1964年大阪外国語大学中国語科卒業。1974年から1976年までブリガムヤング大学(アメリカユタ州プロボ)に留学、言語学修士取得。1980‐1998年徳山大学、1999‐2008年広島国際学院大学英語担当教授、その間、メリーランド大学岩国センター(日本語)、山口大学、広島大学(共に英語)で講師(非)を歴任。2009‐2011年中国黒竜江外国語学院(元ハルピン師範大学恒星学院)で日本語を教えた。2002-2006年大学英語教育学会の理事兼中国・四国支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大熊真春(OKUMA Masaharu)
2
客観的にモルモン教を見直してみるという趣旨の本だが、著者自身がモルモン教徒であるという限界、記述が教科書的で味気ないところは仕方ない。モルモン教についての本自体が世に無いので貴重ではある。2023/07/30
kozawa
2
ロムニー候補のこともあってモルモン教が日本でも(少なくともそれ以前よりちょっとは)話題に上ることが増えた昨今。日本生まれで、育ちも日本なモルモン教徒の著者が、布教主目的でもなく、歴史や位置づけや「比較的新しい宗教」一般的傾向の話とかモルモンがどう見られているか、専門家に分析されているか等、公平(?)に学べる本を目指して書かれているようで、出来の評価なんか私にはできっこないけど好感をもって面白く読ませてはいただいた。2013/02/09
Numano Jiro
0
自分で書いた処女作のようなものであるが、もちろん大変気に入っている。ある教徒の英文学教授から次のような感想をいただいた。「本が届いて3日足らずで読み通してしまった。今までの研究成果が見事に構成され配置され、最新の話題も取り込まれていてとにかく面白かった。僭越ながら英語の副題を付けるとすれば Mormonism Demystified といった感じだろうか。目から鱗が落ちる箇所が沢山あった。まだまだ一般の会員の中には、批評的姿勢を誤解する人たちもいると思われるが、歴史に残る研究成果だと思う。」2012/11/15