出版社内容情報
《内容》 乳腺症は,乳腺疾患中最も頻度が高く,乳癌との関連の有無が
議論されてきた疾患概念であるが,診断・治療方針に一定の
基準がなく,臨床的にも組織学的にも主観的・相対的な診断
にならざるを得ない場面も少なくない.本書は,乳腺症の
正しい理解と対応の普及を目的とし,臨床で乳腺に携わって
いる一般検診医を対象に,さらに,最新知見を取り入れること
で乳腺専門医にも活用できるよう企画されたものである.
《目次》
1 乳腺症の概念
・概念・歴史・世界の現状 他
2 乳腺症の基礎
・実験病理学の乳腺症・乳腺症とホルモン・高齢者、超高齢者の乳腺症
・乳腺症の組織像
3 乳腺症の臨床
・その理解とfrow chart・一次検診における診断・二次検診における診断
・乳癌検診における乳腺症の意義・癌と乳腺症の関連・乳癌とまぎらわしい乳腺症
4 乳腺症の治療
・乳腺症の治療(総論)(各論)・乳腺症の治療