出版社内容情報
《内容》 本書はシリーズ 5 冊目として刊行され,総論では疫学,分類,
画像診断,モニタリングを,各論では,頭部外傷のすべてを網
羅している.小児頭部外傷,高齢者頭部外傷や合併する諸問題,
スポーツ・飲酒との関連,治療,予後,後遺症,予防までを平
易に解説.さらに,びまん性脳損傷の新たな CT 分類,種々モ
ニタリングの発展に伴う新知見を加えた脳神経外科医のための
実用書である.
《目次》
総論
1 脳脊髄外傷の疫学 2 頭部外傷の発生機序と実験頭部外傷
3 頭部外傷の分類 4 画像診断 5 モニタリング
各論
1 頭蓋骨骨折 2 脳震盪 3 びまん性脳損傷 4 頭蓋内血腫
5 小児頭部外傷 6 高齢者頭部外傷 7 外傷性脳血管障害
8 合併損傷 9 頭部外傷に合併する諸問題 10 外傷性てんかん
11 飲酒と頭部外傷 12 治療 13 予後 14 頭部外傷後遺症
15 予防 16 重症頭部外傷
内容説明
頭部外傷については、多数の教科書が出版されているが、最近の知識を紹介したレビューは少ない。本書を執筆した著者は千葉県救急医療センター脳神経外科部長として、わが国でもっとも多くの頭部外傷を日常診療している。その経験をもとに頭部外傷の全貌をまとめた。頭部外傷の疫学、実験的基礎知識から、さまざまな分類、診断、モニタリング、さらに各論としてあらゆる外傷の病態、治療と予後などに至るまで、そのすべてが簡潔に記述されている。読者の方々は本書によって頭部外傷に関する知識の要点を理解することができるであろう。
目次
総論(脳脊髄外傷の疫学;頭部外傷の発生機序と実験頭部外傷;頭部外傷の分類;画像診断;モニタリング)
各論(頭蓋骨骨折;脳振盪;びまん性脳損傷;頭蓋内血腫;小児頭部外傷 ほか)
著者等紹介
高倉公朋[タカクラキントモ]
東京女子医科大学脳神経外科教授
渡辺義郎[ワタナベヨシロウ]
1942年7月東京都品川区に生まれる。1969年3月千葉大学医学部卒業。1971年千葉大学脳神経外科学講座が開設し脳神経外科へ。以後、川鉄千葉病院、清水厚生病院、千葉労災病院にて脳神経外科臨床に携わる。1974年千葉大学医学部助手。1975年川鉄千葉病院脳神経外科医長。1978年千葉大学医学部助手。1980年千葉県救急医療センター脳神経外科部長。千葉大学脳神経外科非常勤講師
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