松本平からみた大逆事件

松本平からみた大逆事件

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  • サイズ 46判/ページ数 169p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784884110123
  • NDC分類 210.68
  • Cコード C1012

内容説明

明治末期に日本を揺るがした「大逆事件」は松本平を舞台にした一人の男の行動からはじまった。松本平から「大逆事件」を追跡し、男をとりまく人びとの姿をとらえなおす。

目次

第1章 事件前の松本平
第2章 明科に来た宮下太吉
第3章 明治四十二年
第4章 明治四十三年
第5章 明治四十四年
第6章 四人の墓所を訪ねて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

38
明治末に起こった大逆事件は政府側の政治的弾圧で多くの人々が冤罪で死刑に陥れられたことで有名だが、その発端は長野県・明科町の官営明科製材所に勤務していた宮下太吉(甲府市出身)の爆裂弾製作が露見したことに始まる。本書はこの事件を郷土史家でもある著者が、地元長野県の動きを中心に摘発側も含めて取材執筆しその全容を追った労作で興味深く読了。それにしても、政府による冤罪被害者の名誉回復が未だ為されていないと言う。日本の司法的後進国性がここに極まるのではないかと思う。2021/07/15

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