内容説明
本書では悪性リンパ腫治療の各局面について、血液学を専門にしない一般臨床医や研修医の参考になるよう平易に、しかし、現時点での最新・最高レベルの解説を心がけた。内容の一部はすでに小冊子として配布されているが、単行本の発行にあたっては、化学療法の現状、G‐CSFを併用した強力化学療法/造血幹細胞移植療法、さらに治療の有害事象や薬物間相互作用など第一線で治療を遂行するうえで欠くことのできない重要項目を加筆した。
目次
1 悪性リンパ腫の病理分類と予後(REAL分類の特徴と意義;新たなWHO病理分類 ほか)
2 悪性リンパ腫の診断(悪性リンパ腫の診断基準;組織検査 ほか)
3 悪性リンパ腫の病期・病態に応じた治療(疾患単位の認識と治療選択;臨床病期・悪性度に応じた治療の実際 ほか)
4 悪性リンパ腫の化学療法(大規模試験からの臨床評価と課題;第二、第三世代療法の臨床―大量化学療法におけるG‐CSFの役割と治療成績 ほか)
5 悪性リンパ腫治療における有害反応(副作用)対策(悪性リンパ腫治療における有害反応(副作用)
悪性リンパ腫化学療法のプロトコールと有害反応 ほか)
著者等紹介
平野正美[ヒラノマサミ]
藤田保健衛生大学医学部内科学血液・化学療法科教授・医学部長
菊池昌弘[キクチマサヒロ]
福岡大学医学部第1病理教授
飛内賢正[ヒウチケンセイ]
国立がんセンター中央病院特殊病棟部医長
倉石安庸[クライシヤスツネ]
元東京慈恵会医科大学附属病院血液・腫瘍内科診療部長代行
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