内容説明
本書は、仏像や仏画を見て識別しやすいように、各仏像の図像と仏の名称を結びつけ、五十音順の事典展開で編纂されています。また、一般に仏さまと呼ばれている仏像や仏図や仏典の経軌に基づいて表現されたものであり、各仏にかかわる経典、故事、由来、姿・形、功徳、信仰、詩歌、祭礼について簡明に解説されています。さらに、「重要仏」には大きくページを割き、「脇侍的な仏像」は、各ページに二点の割合で構成されています。また、それらの図像を所蔵する古寺リストも掲載し、所在場所が検索できるようになっています。
目次
愛敬童子
愛金剛菩薩
愛染明王
愛楽金剛女
阿詣羅仙
阿氏多尊者
阿修羅王
愛宕権現
阿那律〔ほか〕
著者等紹介
杉山二郎[スギヤマジロウ]
1928年、東京生まれ。東京大学文学部美学美術史科卒業。1961年、東京国立博物館員となり約27年間ミイラのお守りをする。その間、東京大学イラク・イラン遺跡調査団に参加、豪華客船「飛鳥」の講師として世界一周して海のシルクロードの港を歴訪、陸のシルクロードも踏破するなど、旺盛な好奇心と頑健な体力に恵まれて、世界的に活動。東京国立博物館学芸部東洋課東洋考古室長、同アジア・エジプト室長、長岡技術科学大学工学部教授、仏教大学文学部教授、国際仏教学大学院大学教授等を歴任してきた
前田常作[マエダジョウサク]
1926年富山県下新川郡椚山村(現・入善町)に生まれる。1944年富山師範学校(現・富山大学)本科に入学。1949年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)西洋画科に入学。1957年「第1回アジア青年美術家展」で大賞・パリ留学賞、国際美術家賞を受賞。1958年渡仏。1961年「第6回日本国際美術展」で国立近代美術館賞を受賞。1979年京都市立芸術大学美術学部教授となる。西国観音霊場第1番札所青岸渡寺の那智滝で啓示を受け、以後西国巡礼シリーズに着手。第11回日本芸術大賞を受賞。1983年武蔵野美術大学油絵学科教授となる。1986年日本美術家連盟理事となる。1989年第23回仏教伝道文化賞を受賞。1992年紫綬褒章を受章。1994年武蔵野美術大学学長に就任。2000年武蔵野美術大学理事長に就任。勲三等瑞宝章を受章。2004年円空賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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