内容説明
日本が朝鮮を植民地にする前、日本の漁民はどのように朝鮮へ進出していったのか。また、日本国家は日本漁民をどのように優遇していったのか。
目次
序論
第1章 近代日本漁民の朝鮮出漁―法的根拠の形成と変遷
第2章 近代日本漁民の初期朝鮮出漁の展開過程
第3章 慶尚南道巨済島・長承浦「入佐村」の形成1(一九〇〇~一九〇八年)―日露覇権争いと日本漁民の朝鮮出漁
第4章 慶尚南道巨済島・長承浦「入佐村」の形成2(一九〇八~一九四五年)―サバ漁業の隆盛と日本人植民漁村
第5章 全羅南道・羅老島の展開1(一九〇〇~一九〇八年)―日本人小漁業の展開
第6章 全羅南道・羅老島の展開2(一九〇八~一九四五年)―小漁業から資本型経営への展開
第7章 慶尚南道・方魚津の変遷(一九〇〇~一九四五年)―サワラ漁業からサバ漁業の最大根拠地へ
結論
著者等紹介
神谷丹路[カミヤニジ]
1958年、東京生まれ。国際基督教大学卒。在学中の1981‐82年に韓国延世大学に交換留学。中央大学大学院総合政策研究科総合政策専攻博士後期課程修了。博士(学術)。現在、早稲田大学、法政大学等非常勤講師。韓国絵本の翻訳『よじはんよじはん』(産経児童出版文化賞翻訳作品賞)福音館書店他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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