韓国古小説の女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784884001223
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0095

内容説明

中~近世の韓国古小説を丹念に読み解く。登場人物の女たちの魅力に引き寄せられた読者は、圧倒的に同時代を生きた女たちだった。すべてを仕切る厳しい身分社会の中で性差、身分差をいともたやすく越える女主人公たちの奔放の秘密はどこにあるのか。

目次

第1章 人間世界に憧れるな(朝鮮版 人魚姫―『九雲夢』の白凌波;おぼこ幽霊、おぼこ鬼神、名も無い―『萬福寺樗蒲記』の彼女 ほか)
第2章 欲望、居座ろうが排泄されようが(夫より官職―『洪桂月伝』の洪桂月;まったくもう、こんなことが―『玉楼夢』の江南紅 ほか)
第3章 家父長制の中で生き残る一、二の方法(朝鮮時代の家族の境界、妾―『謝氏南征記』の喬彩蘭;既得権層の善なる顔―『謝氏南征記』の謝貞玉 ほか)
第4章 セクシュアリティーはわたしの武器(誰が彼女に石を投げるというのか―『卞カンセ歌』の雍女;妓女と庶女の間―『春香伝』の春香 ほか)
第5章 捨てられた者たちの帰還(口きくものは誰か―『三韓拾遺』の香娘;見かねるよ、捨てられた児―『淑香伝』の淑香 ほか)

著者等紹介

趙恵蘭[チョヘラン]
韓国古典小説を専攻し、19世紀の漢文長篇小説である『三韓拾遺』で博士論文を書いた。現在、梨花女子大学校人文科学大学国語国文学専攻副教授として在職中

朴福美[パクポンミ]
鹿児島県山川生まれ。韓国高麗大学大学院国語国文科碩士取得。埼玉の川口市で20年ほど韓国語教室を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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