内容説明
私たちは知らず知らず“国家”がつくる枠の中で生きている。“国家”が規定する境界を超えるとはどういうことか、多様な立場から真摯に論ずる。
目次
1 移民、国籍、言語(「日系アメリカ人」の構築と変容―エスニシティ・ジェンダー・国家の境界にて;国籍という記号を考える―在日・在来コリアンの記憶と経験;国語・ナショナリズム・ジェンダー;日本・韓国のフィリピン人移住者たちによる複数の国家・国民とかかわる実践)
2 私の視点(名付けとカテゴライズの落とし穴―在特会にみる日本の排外主義の断面;普遍宗教は国家を超えるか?;壁を崩し他者と出会う;「国家を超えて」―在日の私の視点;格差と排除にあらがい、エンパワメントの灯りをともそう!!)