北朝鮮帰国者問題の歴史と課題

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784884000882
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0036

内容説明

1959年12月14日―その日から北に向かった在日朝鮮人とその日本人妻、子らの苦難の道が始まった。その輪郭が見えてきた現在、市民として、いま何ができるのか、問われている。

目次

1 北朝鮮帰国者問題の本質(北朝鮮帰国者問題の本質に迫る;「坂中論文」の展開と帰国者問題;帰国者の後悔と苦悩の日々;日本人妻;日本に残ったコリアン;帰国者問題は「人道移民問題」に発展する;もうひとつの拉致問題;帰国者の日本への長い道;日本に戻った帰国者;人道移民支援センター)
2 日本人妻・志津子
3 帰国運動・帰国事業と帰国者の「悲劇」(帰国事業はなぜ始まったのか;北朝鮮の戦略と帰国者の「悲劇」)
資料

著者等紹介

坂中英徳[サカナカヒデノリ]
1945年生まれ。1970年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。同年法務省入省。入国管理局入国在留課長、名古屋入国管理局長、東京入国管理局長などを歴任。2005年3月退職し、同年8月外国人政策研究所を設立。法務省在職時から現在まで、在日韓国・朝鮮人の法的地位問題など一貫して在日外国人問題、外国人政策と取り組み、そのキャリアは35年以上に及ぶ。その経験と見識に基づき、今後50年間で1000万人の移民を受け入れる「日本型移民国家構想」を提唱している

韓錫圭[ハンソクキュ]
ハン・ソクキュは、ペンネーム。1930年代後半、関東で在日朝鮮人二世として生まれる。高校を卒業後、就職できず、帰国運動を展開している朝総聯傘下の在日本朝鮮青年同盟に誘われて加入。六カ月間、朝鮮語と社会主義祖国に対する教育を受け、専任活動家として働いた後に帰国。帰国後は、朝鮮中部の炭鉱都市に配置され、無煙炭運搬用のトラックの運転手として働いた。2003年、日本から「帰国」した人々と日本人家族の実情を世界に知らせ、何らかの対策を立てて欲しいとの一心で、脱北を敢行

菊池嘉晃[キクチヨシアキ]
1965年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1987年に読売新聞社入社。地方支局、社会部、地方部、週刊誌『読売ウイークリー』担当などとして北朝鮮・韓国関連の取材に携わる。1994~95年には韓国の成均館大学大学院に留学、2000年にまとめた北朝鮮帰国事業に関する論文(韓国語)で修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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