内容説明
日本経済は、過去の成功体験に固執したあまり、日本繁栄の武器だった「極める心理」を捨て去ってしまった。目標を見失った日本が目指すべきは、新技術立国としての日本型資本主義の確立と、それによる内需拡大である。
目次
第1章 新たなる技術立国を目指して
第2章 日本型資本主義を阻むもの
第3章 目標を見失った日本
第4章 グローバリゼーションの到来
第5章 立ち上がる新世代の実像
第6章 来るべき近未来
著者等紹介
カワバタ,ダグラス・K.[カワバタ,ダグラスK.][Kawabata,Douglas K.]
アメリカン・イースタン・セキュリティーズ・インク所属、日本担当エコノミスト。日本企業での活動を十数年経験後、金融界に転進。日本での経験とアメリカ、イギリス系の投資銀行勤務を経て、2001年よりエコノミストとして同社所属
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感想・レビュー
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手押し戦車
8
優秀な指導者は部下の短所を責めず長所を伸ばす事により才能を発揮させる。日本はリスクは全て損失する意味合いで取り、海外はリスクを損失可能性と取り、実際に行動するとき心理的に大きな判断の差になって現れる。一度成功した方法はその時の要因から成功したので有り同じ方法が成功する率は下がる。過去の成功は捨て去らないといつまでも同じゲームのルールで競技をやっていることになり観客が日本人から外国人に変わってルールが変更されてることも気が付かずに、他のチームが新たなルールで競技を行い支配されてしまう。過去の栄光は捨て去る2014/12/15