内容説明
「10倍」していくとわかる極小の世界・巨大な世界。大人も子供も楽しめる。素粒子、ミジンコ、日本、宇宙…一見あまり関連がなさそうに見えるけど、「X」を使えば、きれいに一列にならべられる。この本を読めば、バラバラに散らばった知識がきれいに整理できます。
著者等紹介
上田剛慈[ウエダタケジ]
岡山大学工学部精密応用化学科および同大学院修士課程で電気界面化学を学ぶ。外資系半導体製造装置ベンチャーに4年勤務後、東京大学小宮山進教授のテラヘルツ単一光子検出器開発プロジェクトの研究スタッフとして研究開発をおこなう。波長10~50μmのテラヘルツ端(遠赤外線)領域で世界初・最高感度実現となる単一光検出器開発に成功。この研究成果により東京大学より博士(学術)を受ける。同研究を通じ物理と量子半導体工学を修得。大手メーカーの海外マーケティングに従事後、2012年に独立し株式会社エナジーフロントを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月讀命
43
10のー17乗mの素粒子の世界から10の20乗mの銀河迄を、見開きの綺麗な写真やカラーの想像図で紹介している。10の-17乗メートル=素粒子の世界、ヒックス粒子やニュートリノ、クォーク等の簡単な説明があるが理解できませんね。私が学生の頃の教科書には電子、陽子、中性子が一番ミニマムだった。逆にこの本のマックスは10の20乗メートル=10京Kmの銀河系の雄大な世界が存在する。ミニマムからマックス迄見ていくと、物理化学の世界から、生物の世界、地学の世界、天文学の世界と理科の世界は一つで繋がっているように感じた。2018/05/05
Yoshitaka Yamazaki
2
見開き毎に10倍ずつ進むので、世界の大きさを理解したような気になれる・・・と思ったけど、やっぱり大きすぎるのは良く分かりませんでした。大きなカラー写真が一杯で、眺めているだけでも楽しい☆2013/06/30
123polka
2
普段バラバラに乗ってる科学が一冊にまとまっている。やさしい表現で読みやすい。2013/05/29
ななみ
1
極微の世界から宇宙を越えるスケールまで、物の大きさを10倍ごとに整理した「絵本」。まあ、あまり厳密さを求める物じゃないのでいろいろあるけど気にしない。とても楽しく読めました。ぜひお子さんに読んでもらって、この世界の雄大さを実感として刻み込んで欲しい。それにしても驚いたのは、10倍刻みのコマの中に、たったひとつだけ空白地帯があること。他のコマが知識の蓄積と共に埋まってきたように、いつかここにも何かが書き込まれる日が来るのだろうか…とか思っていたらなんだか胸が熱くなってきた。2013/07/17